ジルコニア基板(セラフレックス®)
高強度、高靭性を生かして"曲がるセラミックス"として利用される「セラフレックス®-A」と酸素イオン伝導性を生かして電解質に使用される「セラフレックス®-8Y」の2種類があります。
微細な丸孔、角孔、スリットなどを施した加工基板や、研磨基板も提供致します。
主な用途
- 固体酸化物型燃料電池(SOFC)用電解質
- 酸素センサ用材料
- 精密機械部品、電子部品
- 耐摩耗部材/素子基材
- 各種ブレードや刃物基材
- 電子部品用基板/酸化物超電導体用基板
- ダイヤフラム
特長
セラフレックス®-A
ジルコニアを0.05~1.0mmの厚さに成形した弾力性に富み、かつ耐熱性、耐食性、耐摩耗性のあるセラミックスです。
- 強度が高く、靭性が大きい:アルミナに比べて曲げ強度は3倍、破壊靭性は2~3倍です。
- 弾力性が高く、弾性変形能が大きい:
厚さが0.05mmの場合、幅10mm程度の短冊状で曲げ半径8mmまでU字型に曲げることができます。 - 板厚を極薄にすることができる:厚さ0.05mmまで対応可能です。
セラフレックス®-8Y
酸素イオン伝導性に優れており、高温用固体電解質や酸素センサ用基板として応用されています。
- イオン伝導性が高い:高温時での酸素イオン伝導性に優れています。
- 大型サイズの提供も可能です。